シューケア 革靴を鏡面磨きする 黒靴編
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こんにちは、yosukezanです
所有する黒靴を靴磨きしたら、靴によって光り方が全然違ったの巻
かなり久し振りの投稿です
サボっていた訳ではないんですが、ブログを書く時間を取るのが難しい現状で・・・
今後も投稿頻度が少なくなるかもしれませんが、ご贔屓にしていただけるとありがたいですm(_ _)m
私が靴磨きの参考にしている本
靴磨きの本
著:靴磨き専門店・Brift H 代表 長谷川裕也 氏
こちらの本は東京・青山に靴磨き専門店Brift Hを構える長谷川氏の著書で、磨きの基本からトラブルの対処法まで網羅された、靴磨きをする方にはマストのバイブルになります
私も参考にしてますし、靴磨きビギナーの方には是非手にとっていただきたい
- 靴磨きに必要な道具
- 基本の磨き方
- 革靴の製法について etc...
革靴の種類や磨き方など、ありとあらゆる知識と経験が詰め込まれてます
こんな素晴らしい本が1,300円で買えるんですね
革靴はキチンと手入れすれば10年使えます
メンテナンスはもちろんですが、お気に入りの一足と付き合うためのアドバイスもてんこ盛りです
そんなバイブルを参考にしながら3ヶ月ぶりに所有する黒靴を磨きました
黒靴を靴磨き(シューケア)する
磨く前の靴紐の処理
私の所有する黒靴の短靴は全部で4つ
写真左から
- ロイドフットウェアVシリーズ
- シェットランドフォックスコベントリー
- リーガルGORE-TEXサラウンド
- スコッチグレイン インペリアルブラックⅡ
それぞれに良さもあるし思い入れもあるし、役割もそれぞれ違います
ロイドは仕事だけじゃなくて私服にも合わせやすい。シンプルなプレーントゥであることと、顔がシュッとしてるので服を選びません。ただし鏡面磨きは失敗続き・・・
シェットランドフォックスはゴム底のストレートチップなので、冠婚葬祭やビジネスにバッチリ。真面目すぎるので私服には合わせづらい・・・
リーガルGORE-TEXは雨の日専用。足裏がスースーするので夏場も快適。ソールの見た目が穴ボコなのでダメな人はダメだと思う
スコッチグレインはパンチドキャップトゥの革底。ビジネスや結婚式なんかにはバッチリ。フォーマルなので私服には合わせづらく雨はNG。天気のいいウィークデーは第一候補
外羽根プレーントゥのロイドとリーガルは、靴紐を完全に取り外します
シェットランドフォックスとスコッチグレインは内羽根ストレートチップなので、一番下の穴だけ紐を外さずに、残りを靴の内側に入れときます
馬毛ブラシでブラッシング
コシの柔らかい馬毛ブラシで全体をブラッシングします
コバとアッパーの間やメダリオンの細かい部分までしっかりと
布をカットする
使い古したTシャツの幅を7〜8cm長さ60cm程度にカットします
少し手間がかかりますが、こうすることで非常に効率的に手間もかからず磨きに入ることができます
カットした布を指に巻く
人差し指と中指に布をかぶせて、後ろ部分でねじりながら引っ張ります
ねじった布を写真のように手に巻きつけると固定されます
クリーナーで汚れ落とし
ステインリムーバーを2〜3滴布に取り、革靴に円を書くように優しく撫でていきます
あまり強くこすると革が傷んでしまうので、優しく撫でましょう
ブラッシングしてクリーナーで拭き取った後です
シェットランドフォックスとスコッチグレインは以前鏡面磨きをしたこともあり、まだまだ光る感じが残りますね
どうせまたクリームを塗り込むので、神経質になる必要は無いですね
靴クリームを塗布
今回は新しく買ったブートブラックのシュークリーム(黒)を使いました
靴磨きの本では、指かブラシで塗るように説明書きがありました
私は指が汚れるのがイヤなので、豚毛のペネトレイトブラシを使います
ブートブラックは初めて使いましたが、クリームの伸びが非常にいいです
今すぐ1軍昇格です
豚毛ブラシでブラッシング
クリームを塗布したら豚毛ブラシでブラッシングします
黒靴には平野ブラシを使ってますが、他には江戸屋のブラシも使ってます
どちらも、しっかりとコシのある毛を使ってて最高の製品です
植え込みも丁寧で、ブラッシングしてても抜け毛がほとんどありません
ポリッシングクロスで磨き
豚毛ブラシでブラッシング後は、ポリッシングクロスで全体を磨きます
使い古したTシャツや、ストッキングでも構いませんが、ポリッシングクロスは手を入れるポケットがあるので非常に使いやすいですし良く光ります
シューケア終了
これで一通りのシューケアが終了しました
この状態でも仕事やプライベートの使用に耐えうる革靴に仕上がりました
でもやっぱりピカピカに光らせたいので、鏡面磨き(シューシャイン)の工程に移ります
鏡面磨き(シューシャイン)開始
鏡面磨きで使う道具は、ワックスと水です
ワックスはブートブラックのシューポリッシュを初めて使います
水は新たに購入したハンドラップに入れて使います
ワックスを塗布
布を指に巻き付けてワックスを塗ります
つま先の部分に円を描くように
ワックスを塗ったらハンドラップを押して水をちょこっと布に付けます
湿らせた布でワックスの上から磨きます
何度も磨き続けると光り始めますので根気強くがんばります
鏡面磨き終了
4足すべてを磨き終わりました
どうでしょう?
それぞれの靴によって光り方がぜんぜん違うんです
写真左から
- ロイド・全く光らず何度やってもダメ、ホントに失敗続き、革のせいか私の腕のせいなのか・・・
- シェットランドフォックス・磨けばすぐに光る優秀な革、キップですがきめ細やかで頑丈なので実に実用的
- リーガル・機能性を重んじる靴なので革質はそんなに良くは無い、でも鈍く光るので根気強く磨けば良く光りそう
- スコッチグレイン・私の所有する靴で一番キレイに輝く、きめ細やかなカーフで磨いている間も楽しい(一番高い靴で革質もいい)
靴サークル
これ、一度やってみたかったんですよ
ツイッターとかインスタとか、靴好きの皆さんがよくやっている靴でサークル作るやつ
黒靴が増えてきたので、まとめて磨いてブログにアップするのも面白いです
靴によって光り方が全然違うのも面白いですね
アップで写真を撮ってみました
9時から2時までの位置がスコッチグレインとシェットランドフォックスです
光り方が全然違います
やっぱり革のキメがどれだけ細かいかで、ワックスのノリも全然違うんですね
リーガルGORE-TEXはワックスを重ねると何とかなりそうですが、私の今後の課題はロイドを光らせることです
鏡面磨きだけあって、スコッチグレインとシェットランドフォックスには撮影している私が薄っすら写っています
このくらい光らせるととても満足なんです
もっとピカピカにすることも出来るんですが、時間と手間を天秤にかけるとこのくらいで勘弁してやろうって感じ
最後に
今回は所有する黒靴をまとめて磨いてみました
通常のお手入れ(シューケア)はクリームを塗ってブラッシングが基本ですが、1ランク上の高級感を出すためには鏡面磨き(シューシャイン)が必要です
なかなか、全ての靴を同じように光らせるのは難しいですが、それをクリア出来ると1アップできそうな予感です
何歳になっても新しいことに挑戦したり、一つのことを追求するって大事ですね
自分が成長したことを実感すると、とても楽しいです
そして私の靴磨きはクリーナーで汚れを落としてクリームを塗布することがメイン
例えば酷い汚れやカビの対策となると、まだやったことがありません
本にもやり方は書いているんですが、薬品を使ったり丸洗いしたり、少々ハードルが高いんです
でもいずれはチャレンジしてみたいですね
本日も最後までお読みいただきありがとうございました