paraboot poe フランスのブランド革靴は手入れで蘇る
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こんにちは、yosukezanです。
昨日は、ボクシングWBAミドル級で村田諒太選手がTKO勝利を収めて、新チャンピオンになりました。
前回の敗戦を踏まえて、最初から圧力をかけ続けて、本当に圧勝という感じでしたね。
村田選手の右は本当に強くて、一発でガードを吹き飛ばす威力があったんですが、それ以上に返しの左ボディブローが的確で、みるみる相手の体力を奪っているように見えました。
前回も圧倒していたように感じましたが、結局判定負という結果でしたので、今回は倒しにいくという気持ちが凄く出ていたと感じました。
スポーツって、テクニックや戦術も必要ですけど、やっぱり最後はメンタルなのかなと、今回の村田選手の勝利を見て思ったとこでした。
素人意見ですので、スミマセン・・・
さて、相手のエンダム選手はフランス出身ですね。
フランスと言えば靴作りでも有名なブランドがあります。
今日はフランスの靴ブランド、パラブーツ(paraboot)のPOEをお手入れしました。
普段はサラリーマンをしている私、足元は常に革靴👞ですので、それなりに気を使っているつもりです。
でも、仕事で使う靴とプライベートと完全に分けると、とんでもない靴の量になってしまうのも事実。
仕事でもプライベートでも履けそうな革靴を選ぶことが多く、パラブーツはその代表格です。
パラブーツのご紹介
パラブーツはどちらかと言うとカジュアルなフランスのブランドで、以前紹介したシャンボード(chambord)などは登山靴の流れをくむ製造方法なので、スーツスタイルにはちょっと合いません。※関係なく着てますけど・・・
繊細な靴というよりは、質実剛健でどんな悪路にも耐えれるオシャレなカジュアル靴といった位置づけでしょうか?
雨や雪にも強いアッパー(甲革)と滑りにくくて頑丈なソールで、ジーンズやチノパンなんかには絶妙にマッチします。
でも、そんなパラブーツにもスーツに合いそうな革靴は無いか探したところ、ありましたよグレインレザーの丁度いいのが!
POE(ポー)さんです。
磨く前の状態ですのでイマイチ冴えませんね。
本日の靴磨きセット(右下から時計回りに)
- ペネトレイトブラシ(靴クリーム塗布(とふ)用)
- 豚毛ブラシ(艶出し用)
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
- 靴クリーム(ミディアムブラウン)
- コバインキ(ダークブラウン)
- ポリッシングクロス(磨き用)
- ステインリムーバー(汚れ落とし用)
- Tシャツ切れ端(汚れ落とし用)
- ストッキング(磨き用)
まずは、POEのつま先修理からスタート。
これは歩いている時につま先を地面に擦ってしまったり、ぶつけたりして削れた状態です。
あまり傷が広がってしまわないうちに、対処します。
使うのは、ブートブラックのコバインキ(ダークブラウン)。
スポンジ付きですので簡単に塗れるんですが、液垂れしないように、しっかりと口の部分で余分な液を落としましょう。
慎重にアッパー部分につかないように、傷付いたコバ部分に塗っていきます。
コバインキが乾いたら、馬毛ブラシで全体のホコリを落とします。
本当は最初にホコリ落としをして、コバ部分をヤスリがけしてというのが王道なんですが、面倒臭いんで多少の前後と手抜きはオッケー👌
ステインリムーバーを使い古したTシャツの切れ端に少しづつ取り、円を描くように優しくアッパーを擦っていきます。
付け過ぎに注意して・・・
ステインリムーバーで汚れを落とした後です。
グレインレザー(型押し加工)は革の凸凹部分に汚れが付いたり、色が抜けたりするので磨く時にはブラシと併用してしっかり汚れを落としたいです。
普段はアニリンカーフクリーム(透明な靴クリーム)を塗布するんですが、グレインレザーで色が多少抜け気味と感じたので、同じ濃度の靴クリーム(ミディアムブラウン)を塗り込むことにします。
ブラシは今回デビュー戦となったペネトレイトブラシ君です。
ちょっとずつ、米粒くらいのクリームをブラシを使って靴全体に塗り込んでいきます。
グレインレザーは凸凹なので、隙間の奥まで届くペネトレイトブラシは非常に相性がいいんです。
靴クリームを塗布した直後です。
磨き前ですので、くすんだ感じになっています。
アメリカのワークブーツとかなら、こんなんでも格好良いですけどね。
あと、つま先の傷が無くなっているのがわかりますか?
コバインキを塗っただけですが、たった一手間で全然仕上がりが違ってきますよ。
靴クリームを塗布したら豚毛ブラシでブラッシングします。
これで余分なクリームが取れて、ツヤツヤになってきます。
豚毛ブラシでブラッシングした後のPOE。
まぁ、これでも十分履ける状態にはなったんですが、これから仕上げていきます。
仕上げはポリッシングクロスと使い古したストッキングで磨いていきます。
するとどうでしょう、写真ではわかりづらいですが、しっかりと補色された革が鈍く光って上品な仕上がりになりました。
さらにつま先とかかと部分を磨いて光らせることもできるんですが、グレインレザーにはちょっと合わないのでやりません。
つま先部分もしっかりと色が補色されて、傷が目立たなくなっていますね。
満足です❗
鏡面磨き
つま先とかかと部分は、鏡面磨き(ハイシャイン)で光らせることもできますが、グレインレザーはカントリー色が強いのでちょっと合わないとおもってます。
逆に、スムースレザーならハイシャインは良く似合うと思います。
あまり得意じゃないので難しいなと思いますが、何度かトライすればなんとか・・・
ダブルモンク
ちなみに、今回磨いたPOEは、ダブルモンクという種類にカテゴライズされて、ドレスにもカジュアルにも使える万能靴なんです。
なのでプライベートでもチョコチョコ履いてますし、スーツにも良く合わせてます。
こんな感じ
最近、良く目にする形ですので一足持っておいて損は無いと思いますし、長く愛用できるシンプルさも兼ね備えています。
パラブーツはちょっとお値段が張りますので買う時には勇気が必要ですが、 お値段以上の満足感を得ることができますよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。